2008年にイギリスで誕生したメイクアップブランド Illamasqua(イラマスカ)。マーケティングのプロであったJulian Kynastonが構想に2年を費やした末に立ち上げたIllamasquaは、2010年にヴィヴィアン・ウエストウッドの息子 Joseph Correをブランドディレクターに迎え、Selfridgesにカウンターをオープン。いまや、イギリス国外にも流通するグローバルブランドへと成長を遂げました。
自分らしさを引き出す
消費者に「メイクはこうあるべき」「この商品はこう使うべき」というアプローチは一切せず、使う人に委ねるというのもIllamasquaの特色。コレクションのビジュアルひとつを取っても、まさか日常生活では真似出来ないような独創的なメイクばかりですが、それが逆に使い手にインスピレーションを与え、その人独自のクリエイティビティを引き出すという考え方なのです。
モイスチャライザー×メイク下地

そんなIllamasquaのベストセラー商品のひとつが、ハイドラベール。ただファンデーションののりを良くするだけでなく、お肌にモイスチャライザー並の潤いを与えてくれる「モイスチャライザーとメイク下地のハイブリッド」なのです。
その秘密は、微細藻類・ビタミンC・ビタミンB3 の絶妙な配合。それが、お肌の潤いレベルを一定に保ち、バランスの取れたお肌に整えてくれるのだそうです。また、動物性の原料は一切使用されていないので、ヴィーガンの方にも安心して使えます。
計算されたパッケージ

ドレッサーに置いておくだけで映える、どことなく近未来的でシックなパッケージ。蓋をあけると、中蓋に小さなスプーンが備え付けられているのですが、これがとっても便利。
フェイスクリームなんかにスパチュラがついてくることがありますが、置き場に困ったりして、結局使わない…なんていうこと、ありませんか?内蓋にスプーン(スパチュラじゃなく、しっかりとしたスプーンなのも◎!)を清潔に保管しておけるスペースがあるなんて、すごく助かりますよね。
不思議なテクスチャで、メイクを崩さない

更に内蓋を開けてみると、中身は透明のゼリーのよう。スプーンで形を崩しても、数分後には少しの乱れもないつるんとした状態に戻る、弾力性のあるテクスチャ。お肌に触れた瞬間にとろけるように馴染んで、ちょっとペタペタっとした質感に変化します。「ベタベタ」じゃなく「ペタペタ」なので、重たさや油っぽさのような嫌な感じは一切なく、ファンデーションが密着する完璧な土台を作り上げてくれているかのよう。
ファンデーションやコンシーラーを重ねると、Hydra Veilを使用しなかったときに比べて仕上がりの滑らかさが増し、お肌に自然なツヤが出ているのを実感できます。今日はお肌が乾燥しているな、なんていう朝も、いつものスキンケアの最後にプラスすることで、お肌が一気にひたひたと潤うと同時に、ファンデーションを迎え入れる土台が仕上がるのです。
しかも、その潤い効果は一日中続きます。ファンデーションやパウダーを重ねれば、触感としてのペタペタとした潤い感はなくなるのですが、お肌は乾燥知らずで、夕方になってもかさつきが気になりません。そのため、乾燥が原因の油分の過剰分泌や、それによるメイク崩れとも無縁になるから手放せないのです。
シアーなコントゥアリング


そしてもうひとつ、面白い商品がGel Sculpt -Silhouette (ジェル スカルプト シルエット)。スティック状のコントゥアリングだけど、テクスチャはジェルというとてもユニークな商品なのです。わたしが持っているのはミニサイズですが、現品はちょうどスティックのりくらいの大きさでしょうか。
コントゥアリングって日本人にとってはまだまだ新しい手法で、ちょっとまだチャレンジするのに勇気がいる…という方も多いはず。そこで取り入れたいのが、リキッドやジェルなどのコントゥアリング。お肌に馴染みやすく、自然と色付いているかのような仕上がりが魅力です。
Gel Sculpt –Silhouetteは透明感のある色づきでぼかしやすいので、付けすぎてしまったり、失敗することが少ないのです。思いっきりぐりぐりと腕に押し付けても、写真でご覧いただけるように透明感が素晴らしいですよね(この写真では全くぼかしていません)。ブラシでのばすより、指で温めながらぼかすと綺麗に仕上がります。これ1個で仕上げても良いし、これでほんのり影を付けてから、ブロンザーやパウダーコントゥアリングを重ねて仕上げてもOK。
ちょっと一風変わったコスメで、メイクを更に楽しくしてくれるブランド Illamasqua。他にもユニークな商品が豊富に揃っているので、気になる方は要チェック!