「今日はフルメイクな気分じゃないけど、完全にすっぴんもちょっとな…」という日に活躍する、カラーコレクター。
カバー力で色ムラを「覆い隠す」コンシーラーに対して、カラーコレクターはお互いを打ち消す色同士を重ねることで、色ムラを「中和する」ようなイメージ。カバー力はコンシーラーに比べると弱めのものが多いため、ナチュラルな仕上がりが特徴的です。
今日は「ノーファンデDAY」にピッタリな、Stilaのカラーコレクティングパレットをご紹介します。
Stilaとは
2009年に惜しまれながら日本を離れてしまった、アメリカのメイクアップブランド「Stila」。1994年にメイクアップアーティストのジャニーヌ・ロベルによって立ち上げられたStilaは、セレブリティやモデルにもファンが多いだけでなく、ファッションショーのバックステージでも使われるなど、実力派ブランドとしての地位を確立。欧米では誕生から20年以上経った今でも、ヒット商品を生み出し続けています。
Correct & Perfect All-in-One Correcting Palette
5種のカラーコレクターと2種のパウダーがひとつのパレットになった、便利なアイテム。薄型のパレットなので、旅行時にかさばらない点も◎。マーブル模様のパッケージデザインも、可愛いですよね。
どうやって使うの?
カラーコレクターは、主にクマ、小鼻や頬の赤み、くすみなどに効果的です。ニキビ跡やシミのような、ピンポイントで隠したい部分には、コンシーラーの方が向いています。
カラーコレクターはご自身の肌色にあわせて調節するのがベストですが、一般的にはこのように用途が分かれています。カラーコレクターはご自身の肌色にあわせて調節するのがベストですが、一般的にはこのように用途が分かれています。 ■ ピーチ:クマのカバー(明るめ〜ミディアムトーンの肌)
■ ピンク:肌色を明るく整える
■ イエロー:色素沈着や軽いシミが気になる部分をカバー
■ グリーン:赤味を抑える
■ オレンジ:クマのカバー(ダークトーンの肌)、青っぽい血管のカバー
広い範囲に塗布する場合は平筆など少し大きめのブラシで、小鼻の赤みやクマなどをカバーしたい場合は、コンシーラーブラシなどを使うのがおすすめ。 パウダーは2色。細身のパウダーブラシで範囲を絞って塗布するのが◎。
■ イエロー:色素沈着をカバー■ ラベンダー:お肌に透明感を与える
■ ラベンダー:お肌に透明感を与える
中でも「どうやって使うの!?」と戸惑ってしまうのが、ビビッドなオレンジ。でも実は、濃いオレンジ色はクマの青味を消してくれるので、頑固なクマを隠すのに最適なのです。
まずブラシを使って、クマの気になる部分「だけ」にオレンジ色のカラーコレクターをのせ、指やスポンジでぽんぽんと軽く馴染ませます。このとき、青さを肌色に近づけることが目的なので、クマの青味が気になる部分だけにオレンジをのせるのがコツ。
次に、イエローのカラーコレクターを指に取って、オレンジ色のカラーコレクターの上に重ねていきます。先ほどとは逆に、今度はクマの上だけでなく、目の下の三角ゾーン(▽)に広くイエローを馴染ませることで、目元を明るく整えることが出来ます。更に、上からイエローのパウダーを重ねれば、崩れ知らずの目元が完成!
コンシーラーだけでは隠しきれない頑固なクマで悩んでいる方は、是非取り入れてほしいテクニック。わたし自身も10代から青&茶クマで悩んでいたのですが、オレンジ×イエローのカラーコレクトテクニックに救われました。
「すっぴん感」とは、細かい部分の色ムラを軽く補正してあげるだけで、簡単に拭えるもの。
オレンジとイエローでクマをカバーし、グリーンで小鼻やアゴの赤みを補正したら、頬に軽くピンクを馴染ませて透明感と明るさをプラス。まぶたもくすんでいるとすっぴん感が出やすいので、イエローで軽く色補正を。最後にラベンダー色のパウダーを顔全体にさっと馴染ませたら、まるで「色ムラゼロの素肌」のようなナチュラルな仕上がりに!
もちろん上からファンデーションを重ねても良いのですが、リラックスしたいお休みの日などはこれだけで仕上げるのが◎。素肌を活かしたメイクをサポートしてくれる、便利なパレットです。